不動産投資を行う投資家にもさまざまなスタイルがありますが、大きく分けると次の2つに集約されます。
本稿は、リスクとリターンは表裏であるという公理に基づいています。
つまり、リターンが大きいということは、当然にリスクも大きい。または、リスクなくしてリターンなしです。
30代・40代のプチ富裕層に多くみられる投資家タイプ。
同世代の中では相対的に収入は高いが、まだ、十分な資産形成には至っておらず、50代・60代に向けてさらなる資産形成を目指している投資家に多い。
30代・40代なので、リスクが現実のものとなって損失が発生しても、まだそれを取り返すだけの時間があるので、積極的にリスクを取っており、次のような投資を好む傾向がある。
50代・60代の富裕層に多くみられる投資家タイプ。
すでに資産が形成されており、資産の目減りを防止しようとする傾向がある。
大きなリスクを取って、リスクが現実のものとなると、それを取り戻すための時間がないので、安定志向の投資を好む。
中には、形成した資産を計画的に取り崩すために海外不動産投資を行っている投資家もおり、次のような投資を好む傾向がある。
上記のスタイルを組み合わせたポートフォリオを構築して、優れたリスク管理を行っている洗練された投資家もいる。