クアラルンプール物件売却サポート

• 数年前に日系不動産業者から購入したがその業者が撤退してしまい、そのまま放ったらかしになってしまっている
• すでに日系不動産業者に売却を依頼しているがなかなか売れなくて困ってる
• 現在、日系不動産業者に物件のテナント付けを依頼しているがなかなか見つからずいつまでも空室のままなのでできれば売却したい
• 現在、日系不動産業者に物件の管理をしてもらっているが空室の期間でも空室管理委託料が発生して困っているのでできれば売却したい
• 物件の補修や内装やリフォームに費用ばかりかかるのでできれば売却したい

市場環境

弊社は2005年よりクアラルンプールでの不動産売買に携わって15年を迎えようとしていますが、2010～2012年をピークにその後マレーシア全体の景気が徐々に後退し始めました。さらに2014年からは不動産バブルを懸念したマレーシア政府は外国人が購入できる物件価格を最低MYR1,000,000（クアラルンプール郊外はMYR2,000,000）以上としたため、クアラルンプールの不動産市況はさらに悪化の一途を辿っていきました。一方で、景気が良くなり始めた2007年頃より開発会社は数多くのコンドミニアムの建設に着工し始めたのですが、景気が悪くなり始めた2013年頃にそれらのコンドミニアムが竣工し始め、クアラルンプールは現在も尚、供給過多状態に陥ってしまっています。そこに今回のコロナ禍の影響により現在マレーシアの不動産市況は最悪の状況となっているのが現状です。

弊社の取り組み

そういった背景がある中で弊社は2015年以降は日本人の方へクアラルンプールの物件を購入することはあえてお勧めせず、保有されておられる物件の売却について真剣に取り組んでまいりました。購入する場合と比較すると売却はなかなか容易なことではありませんでした。何故ならば売却するためには実際にクアラルンプールで活動しているマレーシア人の不動産エージェントに依頼をし買主を探してもらう必要があります。マレーシアでは90%以上の不動産エージェントが日本のような不動産会社の社員として固定給で活動してはおらず、完全フルコミッション（歩合給）で活動しております。さらに一人一人がフリーランスですので不動産エージェント同士の横の連携はあまり期待できません。ですので、現地の不動産会社1社2社に依頼しておけば売却できるということはほとんどなく、面倒でも彼ら不動産エージェント一人一人に定期的（最低でも月1-2度）に売却したい物件情報を送り続ける必要があります。つまり、いかにマメに売却したい物件情報を送っていくかによりかなり左右されることがわかっています。

弊社でのこれまでの売却実績一例です。

1. 1.

   売却を希望される物件の購入された当時の売買契約書（Sales and Purchase Agreement）コピーをメールでお送りください。
   またお部屋の鍵の所在をお知らせください。

2. 2.

   弊社からクアラルンプールの不動産エージェントへ売却物件情報として随時配信していきます。

3. 3.

   物件を内覧された買主から具体的な引き合いがあった際は価格の調整に入ります。

4. 4.

   買主から正式に購入申込み（Offer）が入りましたらそちらにサインいただき、メールでお送りいただきます。それと同時に買主は購入価格の3%相当の申込金を客付エージェントに支払います。
   この際、買手がローン停止条件を付けているとローンが承認されるまで保留となります。もしローンが承認されなかった場合は残念ながら話は流れてしまうことになります。

5. 5.

   買主のローンが承認され、正式に売買取引に進むことになった暁には売主であるお客様の弁護士を立てます。（弊社で手配いたします）
   また売買契約書の原本とマレーシアの銀行でローンを組んでおられる場合はローン契約書を郵送でお送りいただきます。

6. 6.

   ここから先は売主の弁護士と買主の弁護士がお互いやり取りをしながら取引を進めていきます。

7. 7.

   売主の弁護士と買主の弁護士の間で売買契約書の精査が完了しますと売主がサインするために弊社東京オフィスに送られてきます。
   その後、公証役場と東京・渋谷のマレーシア大使館にて売買契約書一式を持参し、サインの認証を行います。

8. 8.

   サイン認証済みの売買契約書一式を弊社よりマレーシアの弁護士へ送り返します。

9. 9.

   その後、買主も売買契約書にサインをした後、買主が購入価格の7%相当の手付金を弁護士へ支払います。
   この手付金は決済時まで弁護士の口座で保全されます。

10. 10.

    すべての手続きが完了後、買主は残金90%を一旦弁護士に支払います。
    その後、決済金として売主の口座に振り込まれます。その時点でようやく物件引渡しとなります。
    また売主がローンを組まれていた場合は弁護士からローンの残債分を直接その銀行へ支払われローンが完済されます。

*

上記4～10までが実際に買主から購入申込み（Offer）が入って取引が完了するまでのプロセスですが、期間は約1年間かかります。日本では最短で1-2ヶ月あれば完了しますが、マレーシアはいくら最短でも10ヶ月を切ったことがありません。恐ろしく時間がかかることだけは予め留意しておいていただきますようお願いいたします。

弊社の売却サポート料金は以下のとおりとなっております。（売却が完了するまでの成功報酬型となっております）

それ以外に必要なものとして以下の費用がかかってまいります。

* 注1：

弊社の売却サポート料3%とは別途に現地で客付けしたエージェントの仲介手数料2%がかかります。
（計5%＋税6%がかかることになります）

* 注2：

遠方にお住まいの方は渋谷のマレーシア大使館までの交通費がかかります。